■ 非認知能力とは ■

非認知能力とは、個人が発揮する「認知能力のパフォーマンスの質に大きく影響を与えるその他の特性」と定義されています。そして、非認知能力は「非認知的能力」と「非認知的スキル」の2つに分類することができ、この2種類を総称して、非認知能力と呼ばれています。(当社調査による)

 

 

 

非認知能力は、一般的に幼児教育を行う際に注目をされている言葉になります。この能力を幼い頃に身につけていることで、成人になってからの収入にも大きな影響が出るといった研究成果も近年になって発表されていたり、2020年には大学入試にこの非認知能力を測るようなテストを導入することが決定されていたりと、今後さらに研究や発展がなされることが予想される能力になります。

このように考えられている非認知能力ですが、非認知能力は、実は成人になってからの方が向上しやすいという研究結果が発表されています。

IZA Discussion Paper(No.821)での発表によると、

「Carneiro et al. (2007)は、7歳から 11 歳、11 歳か ら 16歳の認知テストスコアと非認知スコアの変化に着目して、非認知能力は認知スキルよりも後年でも鍛えられることを示している。」とあります。

また、American Economic Reviewでの発表には、

「Cunha and Heckman (2008)によると、認知能力の変化は 6-7 歳から 8-9歳の変化が他の年齢(8-9 から 10-11、10-11 から 12-13)に比べて大きいが、非認知能力の獲得は より後年に起こっていた。(具体的には、8-9 から 10-11 が最も大きいが、他の年齢時期もそれなりに大きい)」ということが示唆されている。

まとめると、非認知能力の理解として、幼少期のときしか身につかないのではなく、むしろ成人期を迎え、自分の意思によって行動をコントロールできるようになってからこそが、非認知能力を向上させるために重要な期間であると考えることができます。

◇ 非認知能力の区分 ◇

■ 成果の質を左右する能力 ■

人がパフォーマンスを発揮するための能力を捉える際には、2つの視点があります。

ひとつは「認知能力(Cognitive Ability)」と呼ばれる能力と、もうひとつは「非認知能力(Non Cognitive Ability)」になります。

認知能力とは、例えばI.Qに代表される記憶力や専門的知識といった計測しやすい能力のことを言います。

非認知能力とは、個人が発揮する「認知能力のパフォーマンスの質に大きく影響を与えるその他の特性」(出典)を指します。例えば、パーソナリティ特性や協調性、主体性のような能力のことです。仕事の出来不出来は、この非認知能力によるところが大きいということが近年の研究で明らかになってきました。

■ 非認知的能力と非認知的スキル ■

非認知能力は、いつの時代であっても重要であると考えられ、不変的に求められる「恒常的」な側面(例:自信、勇気、忍耐力 など)と、時代や場所によって求められる能力が変わる「流動的」な側面(例:創造力、批判的思考、概念化スキル など)があります。

(※ 流動的とは、その時代の状況によって必要であると感じられたときに、「定義され生み出される」性質のことを意味します。一般的に、象徴的な言葉で表される傾向があり、時代が過ぎれば重要度が下がっていくという特徴があります。)

より細分化して捉えると、ノウハウに変換し難い人間固有の能力的側面としての「非認的知能力(恒常的)」と、科学的アプローチによって体系化(ノウハウ化)しやすい「非認知的スキル(流動的)」 とに分けることができます。

言い換えれば、非認知能力には「身につくまでに時間のかかる能力的な側面」と「体系化され、すぐに身につくノウハウ的な側面」があるということです。

例えば、「非認的知能力(恒常的)」は、パーソナリティ特性や主体性、協調生などの能力を指し、いつの時代になっても変わらず求められ続けています。

一方、「非認知的スキル(流動的)」は、コミュニケーション能力やリーダーシップ、やり抜く力、創造力などに代表されるスキルです。

この非認知的スキルは、時代に合った状況下で新しく生み出され、常に求められるようなスキルや時代が過ぎれば、忘れられてしまうようなスキルなど、様々なスキルがあるという特徴があります。

what's non-cognitive skills

非認知能力とは

 

Copyright© VIVA Intelligence Network All Right Reserved.